小学校プログラミング教育が必修化になった背景として、どんな仕事にも役立つということがあげられます。
プログラミング教育の4つのメリットから、プログラミング教育の必要性を知っておきましょう。
目次
プログラミング教育で「論理的思考(ロジカルシンキング)」が身につく
小学校でプログラミング教育を学ぶメリットの1つに、物事を順序だてて、論理的に考える能力が身につくことが挙げられます。
プログラミングでコンピューターを動かすには、小さい命令を何個も組み合わせ、その順序を考える作業が必要となります。その過程で、論理的思考(ロジカルシンキング)が身につくのです。
コンピューターは命令されたことは着実に実行しますが、その反面、命令されていないことは実行できません。
コンピューターが自分の意図したとおりに動かないのであれば、それは命令をした側に問題があり、その問題を1つ1つ解決していくことで、課題解決能力が培われるのです。
ITリテラシー(理解力や活用力)の向上が期待できる
今日、多くの人がスマートフォンを持ち、多くの子供・学生たちのITリテラシー(理解力や活用力)が高いとうイメージをお持ちではないでしょうか。
実はスマートフォンは誰でも使いやすいように作られており、コンピューターの構造を理解しないまま成長してしまう子供が多いのです。
その点、プログラミング教育を取り入れることで、コンピューターの構造、仕組みを理解することが出来、ITリテラシーが大きく向上することが期待できます。
どんな職業に就いても無駄にならないスキルがつく
今日、どんな職業もITと切り離せなくなっています。小売業、農業、製造業、公務員、インフラなど、ありとあらゆる仕事が今やITを活用しているのです。
更にAI(人工知能)の驚異的な進化により「第四次産業革命」と呼ばれる変化が今まさに起きています。
既存の仕事の約半分がAI(人工知能)に取って代わられるのではないか、という研究結果もあるくらい、これからの仕事の在り方は大きく変化します。人口減少、労働力不足が叫ばれる中、この変化は避けられないでしょう。
そんな時代を迎える今の子供たちの場合、プログラミングの知識・スキルの有無で将来就く仕事の内容・条件に大きな差がつくであろうことは容易に想像できます。
将来、どんな職業に就くにしても、プログラミングは身に着けておくべきスキルなのです。
ITエンジニア不足でスキルを持つ人材が求められる
ITがどんな職業にも欠かせない技術であることは先ほど述べましたが、そんな中、経済産業省はITエンジニアが2030年には約79万人不足するだろうと試算しています。
特にAI(人工知能)分野の人材が顕著に不足することが予測されているのです。不足しているということは、裏を返せば希少価値が高いということです。
小学生の頃からプログラミングに触れ、スキルを身に着けておくことで、将来仕事に困ることはないでしょう。
小学校プログラミング教育のメリットのまとめ
現在の子どもたちを取り巻く環境を知り、子どもたちの将来のために今できることが何かを考えることが大切です。
スキルが求められる時代だからこそ、しっかり教育に取り組んでいきたいですね。