プログラミング的思考と論理的思考の違いは、いったい何なのでしょうか。
プログラミング的思考は論理的思考に含まれるとともに、試行錯誤力や創造力といった能力のこともさします。
本記事では、図を用いて簡単に説明しているので、プログラミング的思考が何であるか知っていただけます。
目次
なぜ今プログラミング教育が必要なのか?
小学校でのプログラミング教育が必修化となりましたが、そもそもなぜ今、プログラミング教育が求められているのでしょうか。
それは、「プログラミング的思考」を身につけることで、将来的に役立てることができるからです。
- 問題を小さく分解できる
- 解決策考えることができる
- データを処理する力がつく
- 因果関係を明確にしてものごとが理解できる
解決するのが難しい大きな問題でも、小さく分解すると問題の解決策を見つけやすいのは想像がつきますよね。
プログラミング的思考では、いくつか情報がある中でデータを処理する力が身につくので、どんな仕事にでも必要になってくる力です。
また、因果関係を明確にものごとを理解することで、人に説明するときも順序立てて説明ができるので説得力も増します。
論理的思考とは
論理的思考は、ロジカルシンキングとも言われます。
よく聞くことばですが、実際にどのような意味をさすのでしょうか。
論理的思考力とは
論理に基づいて思考する能力(の高さ)という意味で用いられる表現。道理や筋道に則って思考を巡らせて結論を導いたり、あるいは、複雑な事柄を分かりやすく説明したりできる能力として主に捉えられる。
(出典元:Weblio)
つまり論理的思考とは、因果関係を明確にしてものごとの正しい流れを考えることです。
わかりやすいように、身近なもので例をあげてみます。
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このようにものごとには流れができており、因果関係が発生しています。
この流れを理解して話すことができば、仕事においてもプレゼンテーションの場や上司への説明の際など、どんな場面でも役立てることができます。
プログラミング的思考と論理的思考の違い
では、論理的思考とプログラミング的思考はどのように違うのでしょうか。
プログラミング的思考は、いくつかの解決策があるなかで最適な解決策をみちびいていく考え方です。
それには、小さく分解された問題を判断して、解決策を検討する必要があります。
- 論理的思考
- 問題解決力
- 思考錯誤力
- 創造力
- 想像力
- そのた能力
プログラミング的思考には論理的に考えるだけでなく、問題解決力や創造力なども含まれます。
図で表すと、下図のようになります。
小学校プログラミング教育では、「プログラミング的思考」をつけるために学習しよう!とうたっていますが、実際にいろんな能力のことを指すことがわかります。
プログラミング的思考をつけるためにプログラミングが良い理由
コンピュータは動きの流れが決まっていて、間違ったり欠けていたりすると動きません。
コンピュータ自体がプログラミング的思考で動くものなので、プログラミングを学ぶことが、プログラミング的思考を学ぶことになるのです。
子供にプログラミングを学ばせるかたが増えおり、教材やスクールも増えていますが、これにはちゃんと理由があることがわかります。
「プログラミング的思考と論理的思考の違い」のまとめ
プログラミング的思考と論理的思考について、ご理解いただけましたでしょうか?
プログラミング的思考は、論理的思考のなかに含まれています。
また、プログラミング的思考は試行錯誤力や創造力など様々な思考を含みます。
将来の仕事に役立つことをみすえて、こどもにはプログラミング的思考をつけさせてあげたいですね。